コード実装の方針

1.方針

ここでは、計算尺のメモリのイメージを作成するプログラムを作成して、計算尺を作成します。

Visual Basic.NET, Visual C#.NET, Java の各言語を利用して、前のページで作成した.csvファイルを処理し、計算尺のメモリのイメージを.gif/.pngファイルで作成します。作成したイメージファイルを印刷して工作することで、計算尺が完成します。

このページでは、プログラムの作成方針を決め、具体的な言語によるコーディングのページへとつなげていきます。

2..csvファイルの分析

作成した.csvファイルをメモ帳で開いてみてください。次のようになっています。

ちょっと見にくいですが、ひとつの行で、「メモリとなる数字, メモリの左からの位置, メモリの長さ」をあらわしています。

3.プログラムの作成の方針

プログラムは次のように処理を進めていきます。

1. .csvファイルの読み込み

テキストファイルとして.csvファイルを読み込み、「,」で数字を分割します。

2. 読み込んだファイルの各行について

Visual Basic.NETでは「For While構文」にて、Visual C#.NETでは「while構文」にてそれぞれの行について

2つ目の数字の位置に、3つ目の数字の長さで線を引く

3番目の数字を基に、Visual Basic.NETでは「Select Case構文」にて、Visual C#.NET, Javaでは「switch構文」にて、引く線の長さを決定し、

「(2つ目の数字)×計算尺のイメージの長さ」の位置に、線を引きます。

3. 保存する

作成したイメージデータを、.gif/.pngファイルとして保存します。

4.実際のコーディング

Visual Basic.NET と、Visual C#.NETでは、Windowsアプリケーションとして作成します。言語が違うだけで作成する手順は同じですので、ひとつのページで紹介します。

Javaでは、コンソールアプリケーション(コマンドプロンプトで実行する: Visual Studioファミリーではコンソールアプリケーションと言いますが、Javaでこのように言うのかどうかはわかりません。)として作成します。ほかの2つとかなり違うコードになりますので、単独で1ページを利用し、紹介します。