かけ算をしてみよう

かけ算をしてみよう

それでは、簡単なかけ算をしてみましょう。まずは、「2×3」をしてみます。

まず、D尺の2にC尺の1を合わせます。

そして、C尺の3のすぐ下にあるD尺のメモリを見てください。

すると、6を読み取ることができますよね。これは2×3の答えです。

とても、簡単ですね。あまりにも簡単すぎて、びっくりしてしまうのではないでしょうか?このように、計算尺を用いると、かけ算をとても簡単にすることができるのです。

でも、2×3なんて、計算尺を使わなくても、小学2年生で九九を暗記するので、簡単にできますよね。計算尺を利用する必要なんてないようにも思われます。

でも、計算尺がとても役に立つのはこういった簡単な計算のときではなく、もっとめんどうな計算のときです。

たとえば、みなさんは「3.5×2.4」を暗算ですることはできますか?そろばんを習っている人なら簡単かもしれませんが、私にはとても無理です。答えは、3.5×2.4=8.4になるみたいです。実は、でんたくを使って計算をしてしまいました。

では、この計算をしてみましょう。することはさっきと同じです。

まず、D尺の1にC尺の3.5を合わせます。

そして、C尺の2.4のすぐ下にあるD尺のメモリを読んでみてください。

ちゃんと8.4になっていますよね。このように、計算尺を利用すると難しい計算でも簡単な計算と同じように計算することができるのです。