B尺の利用

B尺の利用

1.B尺とは

ある程度上位の計算尺になると、A尺の下の滑尺上にB尺というのがあると思います。B尺を見てみると分かるように、B尺A尺は全く同じメモリになっています。B尺を利用することで、計算方法を増やすことができます。

2.掛け算

A尺D尺B尺C尺と考えて計算することで、掛け算・割り算をすることができます。このとき、メモリの10100や、20などは同じものと考えます。C尺D尺を使う時にも、10は同じものと考えて計算しましたよね。

まずは、掛け算の仕方です。ここでは2×3をしてみたいと思います。

A尺の2にカーソル線を合わせてください。次にB尺の1をカーソル線に合わせてください。そして、カーソル線をB尺の3に合わせてください。すると、A尺には答えのがあります。

あるいは、次のようにしてもかまいません。

このほかにも、いろいろやり方があります。

3.割り算

割り算は掛け算の逆の作業ですので、やはりC尺D尺で計算する時と同様な計算方法で計算できます。

6÷3は次のようにします。まず、A尺の6にカーソル線を合わせてください。次に、カーソル線にB尺の3を合わせてください。そして、カーソル線をB尺の1にカーソル線を合わせてください。すると、A尺には答えのがあります。

掛け算と同様、割り算の時にも、いろいろなやり方があります。皆さんも考えてみてください。

4.A尺・B尺を利用する長所と短所

A尺B尺を利用して掛け算・割り算をする時の利点は、絶対に目外れが起こらないということです。しかし、C尺D尺を用いて計算する場合と比較して、半分の長さの計算尺で計算することになりますので、誤差が大きくなります。実際に計算する時には、できるだけC尺D尺を用いて掛け算・割り算をするようにしてください。

5.a2÷bと、a÷√bの計算

A尺だけではこれらの計算をすることができませんでしたが、B尺を利用することで計算ができるようになります。

では、2÷8と、4÷√8の計算を見てみましょう。

まず、D尺の4にカーソル線を合わせます。すると、A尺には2が現れます。

次にB尺の8をカーソル線に合わせます。

B尺の1にカーソル線を合わせます。

すると、A尺のメモリは2÷8に、D尺はその平方根の4÷√8になります。