計算尺の種類

計算尺の種類

1.計算尺の形

計算尺の形には大きく分けて2つあります。棒形計算尺円形計算尺です。

棒形計算尺とは、その名の通り、まっすぐな棒の形をした計算尺です。一般的に「計算尺」というと、こちらをイメージする人が多いでしょう。棒形計算尺は直線計算尺とも呼ばれます。

それに対して、円形計算尺とは、その名の通り円形をした計算尺です。目はずれが起こらない、コンパクトであるという長所がありますが、メモリの位置関係がつかみにくい、滑尺(回転尺?)を滑らせにくい、といった短所もあります。

腕時計に計算尺が付属しているタイプもあります。携帯用には便利かもしれませんが、「計算尺推進委員会」のページを読んでいく上では大変不便となります。

「計算尺推進委員会」では、棒形計算尺を利用した図で解説していきます。

2.計算尺の長さ

計算尺の長さは基本的にメモリの長さをインチ単位であらわします。計量上では1インチ=2.54cmです。多くの計算尺は5インチか、10インチです。このことを5"10"と表現することもあります。10インチの計算尺は25.4cmになりそうですが、実際は10インチ計算尺=25cm計算尺となっています。同様に5インチ計算尺=12.5cm計算尺です。これはインチを利用しているアメリカ製の計算尺でも同じです。

一般的には10インチの計算尺が、携帯用には5インチの計算尺が用いられることが多いですが、精度の高い計算のためには20インチの計算尺が用いられたり、それ以外にも8インチの計算尺などもあります。

3.片面計算尺と両面計算尺

片面計算尺とは、その名の通り片面にメモリがあるものです。両面計算尺とは、裏面にもメモリがあるものです。滑尺の裏面にメモリがあるかないかは関係がなく、固定尺の裏面にメモリのあるものが両面計算尺で、固定尺の裏面にメモリのないものが片面計算尺です。両面計算尺の方がより高度な計算ができますが、当然値段が高くなります。

4.計算尺のメーカー

計算尺のメーカーは多々ありますが、ここでは入手が比較的容易と思われるメーカー2社について述べておきます。

4.1.Hemmi計算尺

Hemmi計算尺とは日本のヘンミ計算尺という会社が製作した計算尺です。日本で流通していた計算尺のほとんどはヘンミ計算尺のものでした。

しかし、残念ながら今ではヘンミ計算尺は計算尺の生産を終了しています。なので、現存するヘンミ製は中古品か、いままで大事に保存してあったものです。

4.2.コンサイス計算尺

コンサイス計算尺とは、コンサイスという会社が製作した計算尺です。コンサイスは今でも計算尺を生産していますが、すべて円形計算尺です。