このページでは、多くの計算尺についている一般的な尺の種類を紹介します。
位置は計算尺によって異なるので、ここで書かれた以外の場所にあることもあるかもしれません。
D尺は、下側の固定尺にあります。
D尺は計算尺の中でもっとも基本的な尺です。
C尺と合わせて掛け算や割り算を行うのがもっとも基本的な利用方法ですが、ほとんど全ての尺と合わせて利用されます。
C尺は、滑尺にあります。
D尺と合わせて掛け算や割り算を行うのがもっとも基本的な利用方法ですが、ほとんど全ての尺と合わせて利用されます。
CI尺は、滑尺にあります。
D尺と合わせて掛け算や割り算を行うのがもっとも基本的な利用方法ですが、ほとんど全ての尺と合わせて利用されます。
DF尺は、上側の固定尺にあります。
D尺をπあるいはルート10だけずらしたもので(一部例外もあります)、D尺の変わりに利用されます。
CF尺は、滑尺にあります。
C尺をπあるいはルート10だけずらしたもので(一部例外もあります)、C尺の変わりに利用されます。C尺の変わりにほかの尺と合わせて利用されることもあります。
CIF尺は、滑尺にあります。
CI尺をπあるいはルート10だけずらしたもので(一部例外もあります)、CI尺の変わりに利用されます。CI尺の変わりにほかの尺と合わせて利用されることもあります。
A尺は、上側の固定尺にあります。
D尺を半分に縮めて2本並べたもので、2乗や平方根の計算に利用されます。
B尺は、滑尺にあります。
C尺を半分に縮めて2本並べたもので、2乗や平方根の計算に利用されます。
K尺は、上側の固定尺にあります。
D尺を3分の1に縮めて3本並べたもので、3乗や立方根の計算に利用されます。
固定尺にあるものも、滑尺にあるものもあります。片面計算尺では滑尺の裏面にあります。
三角関数sinやcosの入った計算に利用されます。
固定尺にあるものも、滑尺にあるものもあります。片面計算尺では滑尺の裏面にあります。
三角関数tanの入った計算に利用されます。
固定尺にあるものも、滑尺にあるものもあります。片面計算尺では滑尺の裏面にあります。
微小角の三角関数sinやtan、あるいは90度に近い三角関数cosの入った計算に利用されます。
固定尺にあるものも、滑尺にあるものもあります。
10を底とした指数や対数の入った計算に利用されます。
LL尺は、固定尺にあります。片面計算尺では滑尺の裏面にあります。
指数・対数の入った計算に利用されます。
P尺は、固定尺にあります。
ルート(1-x2)の入った計算に利用されます。