まず、ネイピアの計算棒をご覧下さい。
これがネイピアの計算棒です。要は、九九の表です。
では「113×45」をしてみたいと思います。
まず、縦の「1」「1」「3」の棒を取り出して並べます。
そして、「4の段」「5の段」を取り出すのですが、一番上の段が「0の段」であることに注意してください。
そして、赤い矢印に沿って、数字を右下から足していきます。10を超えたら、繰り上がります。 すると、答えの5085が求まります。
この方法は私たちが小学校で習う九九を用いた掛け算の筆算と全く同じ方法だということがお分かりいただけると思います。
学習研究社「算数おもしろ大事典」1994年2月20日初刷発行 ISBN4-05-600142-1