掛け算・割り算(2)

掛け算・割り算(2)

1.CI尺を用いた掛け算

今までは、C尺D尺のみを使って掛け算と割り算をしてきました。しかし、CI尺D尺を使っても掛け算・割り算をすることができます。「CI尺を使わなくても、C尺で計算ができればそれでいいじゃないか」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、後で述べる連続計算をするときに役立つので、CI尺を使った掛け算・割り算の仕方も知っていたほうがお得です。

では、具体的な計算をして見ましょう。今回は「3×2」をしてみたいと思います。

まず、D尺の3にカーソル線を合わせます。D尺CI尺がずれていても問題ありません。

次に、滑尺を滑らせて、CI尺の2をカーソル線に合わせてください。

そして、CI尺の1のすぐ下のD尺のメモリを見てください。

すると、D尺の6があります。したがって、「3×2=6」です。

計算していて、CI尺の1の下にD尺のメモリがない場合があります。そのときはCI尺の10の下のD尺のメモリを見ればいいのです。たとえば、「6×5」のときは、次のようにします。

形式がマンネリ化していますが、やはり、ここで練習問題を書いておこうと思います。これで、皆さんは掛け算を2通りの方法でできるようになったと思います。次に示す計算は、C尺を用いた場合と、CI尺を用いた場合と、両方やってみてください。どちらが楽ですか?たぶん、CI尺を使った掛け算のほうが簡単だと思います。

2.計算の原理

今回はCI尺という新しい尺が登場しました。でも、計算の仕方はほとんど変わっていません。ということは、C尺CI尺はたいした違いがないと推測できます。

それでは、C尺CI尺をじっくり見比べてください。一見まったく違うような気がしますが、よ~くみると・・・、メモリが逆にふってあるだけのような気がしませんか???

実は、C尺CI尺の違いは、メモリが左からふってあるか、右からふってあるかの違いだけです。実際、CIIInversedの頭文字です(諸説あります)。

そうと分かったら、掛け算の原理は簡単ですね。次に「3×2」の例を挙げますので、皆さんも考えてみてください。

3.CI尺を用いた割り算

同じような計算方法が続いていますが、これが掛け算・割り算シリーズの最後です。何とか読みきってください。

CI尺を使って、割り算をすることもできます。では、「6÷3」をやってみましょう。

まず、CI尺の1(つまりC尺の10でも同じ)をD尺の6に合わせます。

次にCI尺の3にカーソル線を合わせます。

すると、D尺のところにはがあります。つまり、「6÷3=2」が求まったのです。

では、「6÷8」をやってみてください。すると、CI尺の8にカーソル線を移動できませんよね。

そういう時はCIの1を合わせる代わりにCIの10を合わせてください。

位取りを考えて、「6÷8=0.75」を求めることができます。

それでは、次の計算をしてみてください。