計算尺は、次のようなものです。しかし、前のページで作成した計算尺よりもメモリの数を少なくしてあります。小さい絵でたくさんのメモリが書いてあるととても見にくくなってしまいますから。
左の方に、「C」や「D」と書かれているのが分かりますよね。そこで、それぞれのメモリをあわせて「C尺(しーしゃく)」だとか、「D尺(でぃーしゃく)」と呼びます。
また、それぞれの尺のそれぞれの数(メモリ)は、「何々尺の3」などという言い方をします。
そして、下のD尺は動きませんが、上のC尺は左右に動きます。前のページで作成した計算尺はC尺もD尺も動かすことができますが、実際の計算尺では、D尺は「固定尺(こていしゃく)」上にあり、動かすことはできません。
このようにして、「D尺の2にC尺の3を合わせる」などという言い方をします。
次のページからのかけ算やわり算では、こういう作業をすることで計算をしていきます。