計算尺の発展

計算尺の発展

カーソル

カーソルの発明

カーソルの発明ではニュートンが挙げられます。ニュートンは数本の対数尺度を利用して、数値方程式の解を求める方法を発表しました。その中で、カーソルが利用されています。

カーソルの計算尺への応用

初めて計算尺でカーソルを利用したのは、ジョン・ロバートソン(John Robertson, 1712-1776)です。

CI尺

倒尺法

現在でも滑尺を逆向きに差し込むということは行われていますが、これを考え出したのがウイリアム・ピアスン(William Pearson, 1767-1847)です。滑尺を逆向きに差し込むと、C尺がCI尺になります。

一部の計算尺で登場

18世紀の終わりごろ、イギリスの計算尺の一部で、CI尺が登場しました。これはウイリアム・ハイド・ウォーラストン(William Hyde Wollaston)の示唆によるものだと言われています。

CI尺の完成

後に、その使用法を完全なものとするために、CI尺をはじめて具体的にしたのは、フランスのA.ビーヒン(A. Beghin)です。

ウイリアム・ハイド・ウォーラストンとA.ビーヒンと、どちらの発見とするかは議論の余地がありますが、いずれにしても1797年前後の事で、簡単に計算の性能を著しく向上させたことに違いありません。

参考文献

計算尺の発達史については、「計算尺発達史, 宮崎治助, オーム社, 1956」に大変詳しく書かれています。私はこの本を「東京都立中央図書館」で見つけました。この図書館では閉庫に入っていました。

このページは参考文献を読んで得た知識を基に、独自の文章で書き表したものです。